聖霊降臨節第11主日礼拝 奨励 「主の憐みと恵みに対する応答」


日本基督教団藤沢教会 2017年8月13日

 奨励:竹内達夫兄(信徒奨励者・藤沢教会員)
 
エフェソの信徒への手紙   1章1~14節
 1神の御心によってキリスト・イエスの使徒とされたパウロから、エフェソにいる聖なる者たち、キリスト・イエスを信ずる人たちへ。2わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

 3わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。5イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。6神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。7わたしたちはこの御子において、その血によって贖われ、罪を赦されました。これは、神の豊かな恵みによるものです。8神はこの恵みをわたしたちの上にあふれさせ、すべての知恵と理解とを与えて、9秘められた計画をわたしたちに知らせてくださいました。これは、前もってキリストにおいてお決めになった神の御心によるものです。10こうして、時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、あらゆるものが、頭であるキリストのもとに一つにまとめられます。天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです。11キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。12それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。13あなたがたもまた、キリストにおいて、真理の言葉、救いをもたらす福音を聞き、そして信じて、約束された聖霊で証印を押されたのです。14この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。


主の憐みと恵みに対する応答(要旨)
  奨励要旨:省略


 ご両親とも仏教の家の出自ながら、外地で主の奇しき御業により信仰に導かれ、敗戦で一挙に全財産を失ったものの、巨万の富にも優る信仰を持ち帰えられました。そして、ご両親を起点に子供8人とその連れ合いや孫など24名の方が信仰に導かれたことを、ご両親とご自分の信仰の軌跡をたどり、主の憐れみと恵みへの感謝と応答について証しをしてくださいました。
 奨励の最後に、愛唱讃美歌579の4番を引用され、ご自身の<信仰的命題>を語って下さいました。以下にその部分を転載させて頂きます。
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   <主を仰ぎ見ればの詩>
 讃美歌579-4番
     つゆほど(いさお)の   あらぬ()をも
     (きよ)めてみくにの   世嗣(よつぎ)となし
     (かがや)幕屋(まくや)に    ()ませたもう 
     わが(しゅ)(あい)こそ   かぎりなけれ
 私共は、イエスキリストを信じることによって、つゆほどの(いさお)がないにもかかわらず神様から、一方的に罪許され、神の子、神の相続人として永遠の御国に入ることが許されています。
 私共のこの世の生活は、御国に至る旅路・仮住まいに過ぎません。永遠の御国の生活に比べれば、この世の旅路は大海の一滴に過ぎません。しかし、この世の旅路・仮住まいにあくせくして悩み苦しんいるのが、私共人間の罪深い性でもあります。
 この世の旅路の終わりが次第に見えてきた私の、この世での残された行程を、主の憐れみと恵みに応答するために、いかに生き、少しでも主の御栄えを表すことができるかが、信仰的命題であります。
文責:HP委員会メンテナンス担当




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