2020年度「保護者の皆様の声」      

 

☆年少組保護者Aさん

  みくに幼稚園に初めて見学に行った時、“とてもあたたかい幼稚園”という印象を受けました。
 通って数ヶ月、その印象は変わることなくそのままです。先生方皆様 本当にあたたかく、子供11人愛情いっぱいに接してくださいます。

朝はいつも園庭にいらっしゃる園長先生が、心のこもった挨拶をしてくださり、今日もこの幼稚園で過ごすことができて、我が子は幸せだなぁという気持ちで見送っています。
お迎えの時には担任の先生が、一日の様子をお話ししてくださいますが、日々変化、成長する子供達の様子がよく分かり、そのお話を聞くのも楽しみのひとつです。心配なことがある時には、ためらうことなく先生に相談できるので、私も心おだやかに、子育てに向き合えるようになった気がします。
コロナ禍の最中ではありますが、制限のある中、様々な工夫をして保育してくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。のびのびおもいっきり遊ぶだけでなく、大切なこともきちんと教えてくださるみくに幼稚園の生活の中で、子供がどんな風に成長するのか これからとても楽しみです。

☆年少組保護者Bさん

 この園を選んだ理由は、「先生方の園児への丁寧な関わり方」、「きめ細やかな保育による安心感」「『遊び』を中心としたのびやかな保育内容」であったと感じています。
 息子は言葉が遅く、歩き始めたころから良く言えば活発で、落ち着きがなく、好奇心旺盛な子でした。少し手のかかる子であったため、この子の良いところを伸ばしつつ、集団生活を学ぶことができる幼稚園はないだろうかと、9月終わり頃までに私達親子はすでに6つの幼稚園を見学していました。しかし、どの園にもしっくり感じることがなく途方に暮れていたところ、知人がその評判を教えてくれたのが、みくに幼稚園でした。

 園庭が少し小さいかなと感じていましたが、体験保育に参加してみると、息子は目を輝かせて、園庭に用意された色水を夢中で混ぜ、色の変化を楽しみ、砂場で山や川をつくろうと小さい身体で道具を必死に運び、生き生きと遊びに没頭していました。そして、その姿を温かなまなざしで見守り、絶妙なタイミングでさっと援助してくださる先生方の姿を見て、ここならきっと、先生方の愛に囲まれた安心感の中、のびやかに、息子が自発的な好奇心を探求しつつ、集団生活を学び、成長することができる!と感じる事ができました。「『遊び』を中心とした保育」を方針とされているほかの幼稚園も見学に行きましたが、こういう感覚は感じられなかったことでした。それはやはり、ひとりひとりの子どもの「遊びたい!やりたい!」気持ちを尊重し、適切な援助をしてくださる先生方の子ども達へのかかわり方の違いが大きかったのではないかと思います。体験保育後、入園後に担任になってくださる先生にこの園で働く感想をお聞きしたところ、少人数でひとりひとりにじっくりと関わることができるので本当に楽しくやりがいがある。と、とても楽しそうにお話しされていたのが印象的でした。

隣の市に住んでいるため、通園時間を考え、実は入園を見送ろうと考えたこともあったのですが、どうしても、あの体験保育での光景が忘れられず、入園を希望しました。入園してみると、先生方からたくさんの愛情をいただき、しっかりとした安心感の中、息子の「心」の部分が満たされ、成長できているなと感じています。また、私の方が、息子の成長についてついつい心配し焦ってしまう気持ちがありましたが、そういった相談も先生方に受け止めていただき、丁寧に毎日の息子の様子を教えて頂きながら、園長先生をはじめ先生方のお言葉、姿勢から息子の「あるがままの姿を受けとめる」ということを学びました。きっとそのことで親である私自身が精神的により落ち着き、息子にとって良い影響となっているだろうと感じています。

心配していた通園時間は、車で送迎し園のすぐ近くにあるコインパーキングを使えば予想していたよりは大変ではありませんでしたし、駅から近いので電車で通うことも容易にできます。園庭の広さは、息子は全く気にしていないようです。降園後に公園などに連れ出し体を目いっぱい動かすなど、私達親がフォローすることもできると考えています。やはり、毎日接する先生との信頼関係、安心感、自発的な好奇心に基づく遊びを尊重してくださるみくに幼稚園での園生活はかけがえのないものであったと感じ、この園に入園させていただいてよかったと心より思っています。

コロナの影響で通園は6月からとなりましたが、充実した園生活の中、今では息子の言葉は格段に増えました。虫取りなど自分の興味のあることに没頭し、遊びを通してお友達とのやりとりを楽しみ、毎日を楽しくすごしています。これからの園生活でもたくさんの楽しむ姿を見せてくれるだろうと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

☆年中組保護者Cさん

  みくに幼稚園の子どもたちは、それぞれが主人公で、神さまからいただいた命と個性を大切に、生きる力を日々培っています。上の子の乳幼児期に仕事中心だった生活を経て、幼児期の短くかけがえのない時間を親子の濃い時間にしたいと強く思い、また幼児期にはたくさん遊んで感性を磨いて欲しいと考えていました。従って、送り迎えやお弁当、親参加行事を通じての子どもと対話ができ、思う存分のびのびと遊べるみくには魅力的でした。

体験に参加してみて、子どももみくにが大好きになったことも入園の決め手となりました。入園後、それらは期待以上で、みくにほど一人一人が大切にされ、それぞれの子がキラキラ輝いている園はないと感じています。その要因として特筆すべきは、①自発による遊びを中心とした保育、②個性を認め合う寛容な心、③信頼しあう大人の下での安心感の三点だと思います。

自発による遊びを中心とした保育
息子は、石鹸泡立て遊びを毎日毎日楽しみ、水の量を変えたり、一方では色の調合や道具を変えてみたり、様子を観察しています。Aの量を一定にしてBの量を変えて変化を観察する、実験のようなことが自然と行われていることに驚きました。入園前にそれほど一つのことに熱中することはなかったので、その変化を嬉しく思います。カリキュラムに縛られず、子どもたちがやりたい遊びを好きなだけやることで創意工夫が生まれています。それができるように支えてくださる先生方に守られて、子どもたちは、生きる力、考える力及び感じる力を身につけていっているのだと感じています。

   個性を認め合う寛容な心
先生方は、キリスト教保育の精神に基づき一人一人を心から愛してくださっていることがよく感じられます。みんなと違ったことをしたい子がいても、それに寄り添われている姿が見られます。そんな大人たちの空気の中で、子どもたちも互いを認め合っているように感じられます。
また、学校では運動や勉強のできる子が目立ったり、特色のある園ではそれが得意な子が目立ったりすることがあるかと思います。みくに幼稚園では、みんなが主役でいられるので、自尊心が育つのではないかと思います。

   信頼しあう大人の下での安心感
先生方から個々の様子を細かく聞けるので、子どもの調子や成長がよくわかり、帰り道やお家での子どもとの会話も弾み、毎日どんな話が聞けるのか母としても楽しみにしています。親と先生方、親同士、先生同士のコミュニケーションによって大人たちの信頼関係も築かれているので、子どもたちは安心してのびのびと過ごせているのだと思います。言葉では表現しづらいですが、この点は上の子で経験した複数の園(他県)とは別格で、心から安心して預けられる園です。

以上のことから、子どもは子どもらしく、キラキラ輝いているのだと思います。みくに幼稚園での楽しく豊かな時間を、みなさまとも共有できることがございましたら幸いです。

 

☆年中組保護者Dさん

 思い返せば、幼稚園の記憶は自分自身を振り返っても克明に覚えている場面が多く、人の原体験を形成する上でも大事な時期なのだろう、と思います。そうした時期を、神様の愛に包まれてみくに幼稚園のあたたかな雰囲気の中で過ごすことは、かけがえのない時間になるのではないか、と思います。

みくに幼稚園では子供がめいっぱい自己表現し、いきいき過ごしており、先生方も型にはまった方針を押し付けることなく、かといって決して無関心になることなく子どもたちをしっかりと見守ってくれています。親同士や学年を超えた紐帯も強く、幼稚園を起点として、タテにもヨコにも人間関係の豊かさを実感している日々です。我が家には子どもが3人おりますが、(ご縁があれば)皆みくに幼稚園に入れてあげたいな、と考えています。

小中高と受験戦争を駆け抜けてきたわが身を振り返ると、社会人になっても記憶に残り、また自分に影響を与えてくれたものというのは、受験テクニックよりも、先生たちが全人格的に自分に向き合ってくれた場面の数々であるように思います。みくに幼稚園は、子どもたちがそうした機会にたっぷりと巡りあえる場所である、と確信しています。そして、みくにの子どもたち、幼稚園の先生たち、牧師先生の生き生きとした姿を見るにつけ、日本の未来に希望を感じることができるのは、私だけでしょうか。

☆年長組保護者Eさん

 娘が4歳半の頃、夫の赴任先から帰国し、まるで土地勘もなく知り合いも誰一人いない藤沢に引っ越してきました。ボストンのプリスクールには日本語の分かる人がおらず、警戒心の強い娘はいつも「行きたくない」と泣き、母娘共につらい日々を送っていました。

そんな事情もあり、幼稚園は『私の都合ではなく、娘が毎日喜んで通える所を選ぶ!』というのが、私の唯一の絶対条件でした。

みくに入園を決めたのは見学や体験の時に感じた『温かさ』です。初めての場所に緊張する娘に、とても自然に何人ものお友達や先生が声をかけてくれ、遊びを教えてくれて仲間に入れてくださいました。嬉しそうに遊ぶ娘を見て、「ああ、ここになら安心してお任せできる」と私も嬉しくなったのを覚えています。

年少の3学期からという半端な時期での入園でしたが、先生を始め保護者の方々、子どもたちがとても温かく受け入れてくださり、私も娘もまるでずっと前からみくに幼稚園に通っていたかのように毎日楽しく通えています。礼拝やお祈りも自然に浸透し、いつの間にか讃美歌も沢山覚えてきて家で歌ってくれるようになりました(歌詞が良く、癒されます)。今ではすっかり『みくにの遊びマスター』となった娘は、「小学校行かないで、もう1年か2年みくにに通いたい」と言っています。

コロナ禍において、行事や園外保育が制限される中、先生方は遊びも工夫してくださり、2階の礼拝堂でも過ごしたり園庭で水遊びを楽しんだりと、園にはいつも子どもの笑顔が絶えません。園庭で虫捕りをしたり、昔ながらの木製おもちゃを使い草花や実をつんできておままごとをしたり、山や川、流しそうめんの竹をつなげた水路を作ったり。ドレスを着たり、身の周りの材料で色んなアイテムを工作して『なりきりごっこ遊び』をしたり。シンプルな遊具も、ロープを結わえてアスレチックにしたり、シートをかぶせて秘密基地にしたり。みくにの遊びは変幻自在!創造力(想像力)に満ちています。

今幼稚園を迷われている方は、是非この遊びを体験しにみくに幼稚園を訪れてください。きっとそこには生き生きと目を輝かせて夢中で遊ぶ子どもの姿があるはずです。

☆年長組保護者Fさん

 

 幼稚園を決める最初のきっかけとなったのはプレイデ-(運動会)の見学でした。

ちょうどダンスが始まった頃に見学をし始めたのですが、子供らしいかわいらしい動きをしている子、

少し気後れしてあまり踊れていない子、いろんな子がいました。見方によっては統一感がないように見えるのかもしれないのですが、私の眼には頑張って練習して親に見せるためのダンスではなく、ありのままの園児たちの姿が映し出されているというその光景が焼き付きました。きっと普段の幼稚園生活もこんな感じで何かを無理に頑張らせることをすることはないだろう、本人がやりたい気持ちを大切にしてくれる園に違いないという予想は的が外れることはありませんでした。

少人数で先生方の眼が行き届く園。みくに幼稚園にいらっしゃる保護者の多くの方はそれを望まれている方が多いと思います。私自身もそうでした。母である私と離れて一人で園でやっていけるのだろうか、お友達と遊べるようになるのだろうかとたくさんの不安がありましたが一つ一つ丁寧に先生方は向き合ってくださいました。

いろんな子がいていい。みくに幼稚園の先生方はそうおっしゃいます。みんな同じであることを求められる日本社会の中で、まだ本当に幼い幼稚園の時期に自分が自分で良いのだという根本的なところを大切に育ててくださいます。

入園前は園のママさんたちと仲良くやれるかしらと思うこともありましたが保護者の方はみな穏やかな方で気が付けば学年を飛び越えてお話しが出来る保護者の方がたくさんできていました。 

残り僅かな園生活となり切ない気持ちもしていますが、思い出いっぱいの三年間になることは間違いないと思います。みくに幼稚園に通って本当に良かったと心から思っています。